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ハーバルアストロロジー

こちらのコーナーでは毎月一回アロマテラピーとハーブに関した内容を「ハーバルアストロロジー」として占星術の視点から今月のエッセンシャルオイルやハーブをご紹介していくコーナーです。

担当していただく先生はアロマセラピーサロン<Naturalis>主宰 岸 延江先生です。

先生の植物や占星術に対して幅広い知識をこちらでご紹介させて頂きます。

 

☆Asteridea☆ ハーバルアストロロジー【第23回】  ☆水瓶座*AQUARIUS

岸 延江(アロマセラピーサロン<Naturalis>主宰)

 

 

 2014年は1月20日から 占星術の太陽は水瓶座の領域に入りました。<陽・+>の性質をもち、牡牛座・獅子座・蠍座と同じ<不動宮>、エレメントとしては<風>のグループになります。そして<支配星は土星と天王星>。山羊座は土星の支配星だけですが、ここでは天王星も加味したメッセージを読み解いていく必要があります。前回の水瓶座にも記しましたが、天王星は時代背景と共に<改革・革命>などの要素が加わります。山羊座で社会性や伝統を見直したスピリットを次の段階に発展させていく役回りがあり、これは社会面だけでなく、私達個人レベルに置き換えてみる必要もある分野だと思われます。伝統を意識し継承することも大切ですが、そのことを踏まえてもっと進化させるということも大切な事です。それが進化であり、進歩ということに繋がるのかもしれません。しかし大きな改革は振り子のように大きな痛みも伴いますので、慎重に取り扱う必要も出てきます。現在、牡羊座(活動宮)に天王星、蟹座(活動宮)に木星、天秤座(活動宮)に火星、山羊座(活動宮)に金星と冥王星が運行しています。ネイタル(出生図)の星座に何らかの天体を持っている方はもとより、一般的にもいろいろな事が活性化し、気持ちの上で落ち着かないなどが示唆される星回りでしょう。また蠍座(不動宮)にも見直しの天体である土星も運行しています。これは、度数によっては同じ不動宮の水瓶座にはハードな時が訪れやすくなっていることも示唆されている状態と言えます。

 水瓶座の身体部位の対応は脹脛(ふくらはぎ)、静脈、リンパなどがあげられます。脹脛には新陳代謝を促進する重要なリンパ節があります。私たちの体は滞りがあると不調をきたし、病気をも誘発しかねる事態を呼び起こします。現代人は便利になり過ぎて、体を動かす事が減ってきたように思います。寒い時はなおさらでしょう。でも特別なことをしなくても少しの工夫を日常に取り入れれば、体を動かす機会を増やすことは可能です。マッサージなども良いでしょう。特に手足の冷たさが気になる季節です。そんな時もちょっと脹脛に注目してみてください。ここには重要なリンパ節があるので、血行促進も促してくれるはずです。日常の事を見直し工夫されてみる事も大いなる進化、大きな変化に繋がるのではないでしょうか?

 水瓶座の対応するハーブはサイプレスやパイン・シダー・ヒバ・ファーなどの針葉樹林系で生育期間が長い木々や、バードックなどの根菜類などがあげられます。針葉樹林系は、リンパの流れを促進させ、呼吸器系のトラブルを緩和するといった効果が期待できるほかに清涼感のある香りが多い傾向があります。また根菜類は食事として摂取すると体を温める働きが多いものが特徴です。また麻酔などに使われていたヘンプなど、摂取する量によっては毒にも薬にもなるモノも多く含まれます。昔から魔女達は空を飛び集会に参加したとか、移動に空を飛ぶ(魔女と箒?)と言い伝えられていますが、その行動の前に数種の薬草を煮込み、その液体を体に塗って一種の陶酔状態になり、飛ぶ感覚を培ったのではないかともいわれていますし、そのような効果のある薬草が使われていたのではとも。それはある種、水瓶座の支配星である土星の対応するハーブが使われていたかもしれません。

 これからは日本では受験シーズンを迎えます。この時は乾燥期ということもあり、インフルエンザなどの感染性の病も流行しやすくなります。これらのほとんどは空気感染ということも見逃せません。水瓶座は<風>のグループです。こういったことも先人たちは感じていたのでしょうか。

 試験を受けるという事は一種の次の扉を開く儀式のようなものかもしれません。そのための準備をして扉を開ける。そしてそこにはゴールではなく次のステップへ行く資格が与えられるということに繋がります。まずは扉を開けなくては何も始まらないし、始められません。スムースに次の扉が開けられるよう、もし不調のサインが出た時の症状を緩和できそうな精油を使ったルームスプレーをご紹介したいと思います。

 

 

☆オススメアロマ(2%希釈で表記)

用意していただくモノ

30mlのスプレータイプの遮光瓶
無水エタノール 30ml
精油     6滴(希釈率1%)~18滴(希釈率3%)

下記の例は希釈率3%で記します。

・咳などが出やすくなった時に
 パイン 6滴、  ユーカリ 6滴、  スィートオレンジ 6滴    

・思考をクリアにし、呼吸を整えたい時に   
 サイプレス 6滴     フランキンセンス 6滴   ローズマリー  6滴
・また上記のブレンドでチェストラブ(胸に塗って呼吸のトラブルを緩和)も作れます。

チェストラブの作り方:

 ミツロウ     小匙1(約5ml)   
 ホホバオイル   大匙2(約30ml)
 精油       18滴(希釈率3%) 注:敏感肌や小児は希釈率1%

 チェストラブを入れる容器(きれいに洗った化粧品の瓶など使われても良いでしょう)
ミツロウとホホバオイルを合わせて湯煎し、ミツロウとオイルが解けた時点で精油を合わせます。冷ましてクリーム状になったら胸部に塗布します。保存は冷暗所(冷蔵庫である必要はありません)で保存し、遅くても4週間で使い切りましょう。

 ご自身が受験される方も、ご家族に受験生のいらっしゃる方も高齢者の方などは特に体調管理には気を付けてこの時期を乗り越えてください。

 但し、ハーブやアロマは一時的な症状緩和には有効ですが、本格的なインフルエンザなどの感染症には現代薬の効用も見逃せませんので、その時は無理をしないで適正な医療を受けましょう。新しい扉を開く時には心身の健康は必須です。

 

 

suger岸 延江プロフィール

IFA認定アロマセラピスト、英国占星術協会会員 薫物屋香楽認定香司

都内にてアロマセラピーサロン<Naturalis>主宰

著書<星が導き出すハーバルアストロロジー>

 

HP アロマセラピーサロン<Naturalis> http://www.naturalis.jp/